• 帯状疱疹ってどんな病気?
  • 帯状疱疹で失明?

帯状疱疹で失明?!

怖いのが顔面の帯状疱疹です。。ひたいにできた帯状疱疹は、やがて顔全体のさまざまな機能に影響を及ぼします。痛みだけではなく、いろんな部分をマヒさせてしまいます。目の神経にまで炎症が起こったら、最悪の場合、失明の可能性さえあるのです。

顔面の帯状疱疹

帯状疱疹のもとになる「疱瘡ウイルス」は、顔にある知覚神経の三叉(さんさ)神経に潜んでいることがあり、大好きな場所ともいえるでしょう。顔面の帯状疱疹にかかると、片側のひたいのほか、耳のまわりに水疱ができます。私たちは皆、顔面神経のおかげで、顔の表情筋を動かすことができています。それで、笑顔、怒った顔、泣き顔など、さまざまな表情になるんですね。

ときに表情は自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったり…コミュニケーションをするうえでも大切なものです。おかされた三叉神経は、顔面神経までをもマヒさせてしまいます。ここで「顔面神経マヒ」の主な症状を見てみましょう。

顔面表情筋のマヒ

まぶたが閉じない
口から水がこぼれる
ひたいのシワが消える

味覚と唾液分泌異常

マヒした側の舌の味覚がなくなる
マヒした側の唾液分泌が止まってしまうことで、口が渇く

アブミ骨筋反射異常

騒音から内耳を守る機能が低下することで、音が大きく聞こえる

涙分泌異常

涙の分泌が止まって、目が乾く

耳の痛み

耳の下あたりが強く痛む

本当に失明するの?

本当に失明するの?帯状疱疹と失明…関係ないように思いますよね。実際、帯状疱疹で失明する可能性はまれといえます。けれど、まったくないわけではありません。実例もあるといいます。

目の知覚をコントロールしているのは眼神経という部分です。ひたいにできた帯状疱疹が眼神経から「疱瘡ウイルス」が伝わっていき、角膜で炎症を起こすことも考えられます。

そうすると角膜潰瘍になってしまい、それがもっと進行すれば角膜穿孔(かくまくせんこう)といって、角膜に穴が開いて、失明するおそれがあります。このため、目のほうにまで炎症が及ぶ前に食い止めなければなりません。ひたいにあらわれた帯状疱疹には、くれぐれも注意しましょう。なるべく早く受診してください。

三叉(さんさ)神経痛

顔面の帯状疱疹とよく間違われる病気の一つに、三叉神経痛があります。三叉神経は、顔の感覚を脳に伝える働きをしています。この神経に痛みがおこることで、顔面にも痛みを感じるんですね。

顔面に表情が出るという点では、顔面の帯状疱疹と同じなので、間違えやすいのでしょう。三叉神経痛の場合、片側のひたい、頬、アゴ、小鼻、歯茎などに症状があらわれて、食事や洗面などのときに一瞬の電撃痛が走ります。ですが、長くても数十秒で痛みは消えてしまうことがほとんどです。

また、睡眠中の痛みもほとんどないので、不眠になることもありません。このように、三叉神経痛は帯状疱疹の症状とは違うことがわかります。全体的に見ても、三叉神経痛のほうが帯状疱疹の症状よりも、軽いといえるのではないでしょうか。

脳血管障害

脳もう一つ、時々帯状疱疹と間違われるのは、脳血管障害です。帯状疱疹では、激しい頭痛におそわれることがあります。初めての激しい痛みに驚き、脳の血管が切れたのではと思って脳神経外科の救急外来で診てもらう人もいますが、自分に出ている症状をちゃんとチェックしましょう。

脳血管障害とは血管が破れたり、詰まったりして、脳の機能障害を起こすものです。突然発作を起こすのが、脳血管障害の特徴といえますね。

なので、何日間か微熱などの風邪の症状が続いているとか、たまに皮膚に電流が走るような痛みを感じる…というようなことはありません。ひどい頭痛だけでなく、こられの症状も見られたら、帯状疱疹の疑いがありますよ。

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